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2023/07/18 23:16
オベサの自生地 南アフリカケープ州と日本の環境の差について触れてみようと思います。
前回、オベサは北ケープ州原産とお伝えしましたが、自体はその他ケープ州にも広がって生えているようで、Great Karoo付近の半砂漠地帯に生育しているようです。
海外の植物を栽培するなら、その環境を少し知っておくと栽培のヒントになるかもしれません。
※画像に“今”って書かれたガイドがありますが、気にしないでください。以前に調べた時のラインです。
Great Karooから少し東になりますがWillowmore(ウィローモア)の気候を見てみようと思います。
日本と南アでは季節が逆ですので、月の認識にご注意ください。
まずはWillowmoreのデータから
Willowmoreの平均気温↑
1月を夏と見たときに、最高気温の平均は29℃。最低気温は13℃です。温度差16℃。
7月を冬と見たときに、最高気温の平均は16℃。最低気温は3℃です。温度差13℃。
東京の平均気温↑
夏である8月、最高気温の平均は31℃。最低気温は25℃です。温度差6℃。
冬である2月、最高気温の平均は9℃。最低気温は2℃です。温度差7℃。
次に降水量で見てみます。
Willowmoreの平均降水量↑
夏で43mm。冬は15mm。
では東京は。。。
東京の平均降水量↑
梅雨で160mm。夏は130mm。9月は秋雨で192mm。
この表は東京の数値で、九州なんかは6,7月が最大値です。
降水量でみると、現地とは違ってきますよね。
続いて、湿度快適性レベル。
Willowmoreの湿度快適性レベル↑
快適性レベル…よくわかりません。文字で見ると雨期の夏だけ少し快適?
東京の湿度快適性レベル↑
夏はご存知の通り蒸し蒸しですね。
ほんとは風や、日照も大きく関係してる事ですが、とりあえず気温と湿度を見てみました。
こう見ると現地の温度は寒暖さがあり、夏の湿度が日本とは異なっています。多肉および他の植物もそうですが、“蒸れに気をつけましょう”がここにありそうです。
現地の写真をみると、オベサ は低木などの下に写っていることが多く、自然の遮光下に根を張った株が大きく育っているようです。
日本で発芽し育った株は現地での株と異なり、日本の気候にあった性質を持つかもしれませんが、快適な環境を意識するに越したことはありません。
栽培の環境は皆それぞれ異なりますので、
・適した日照環境
・空気の滞留を意識した通気環境
上記を意識しながら、楽しいオベサ 生活を送りましょう!